Supporting Your life long Health Promotion
昨日まで元気で学校に通っていた子どもが、体育の授業中に、あるいはマラソンの完走直後に突然倒れて死亡してしまう。こうした突然死を防ごうと、学校心臓検診が法律で義務づけられました。
また突然死だけでなく、心臓に何らかの異常があったり、病気があったりする子どもを見つけて、適切な治療や管理へと導くことも、心臓検診の大切な役目です。
子どもの突然死予防が、心臓病検診の第一の目的です。
本会には長年の歴史と実績があります。
本会の心臓検診は1968年に始まり、都内の公立小中学校と都立高校および一部の国立私立学校について、小児循環器専門医と連携し、年間約12万人の検診を実施しています。
また、専門医による専門委員会を設置し、精度管理に努めています。
※本会では、小中学生と高校生では発見される疾患の種類が異なることから、小児循環器専門医の指導のもと下記の方式で検診を実施しています。
子どもたちは年々体が成長し、変化していきますが、心臓についても例外ではありません。
また、大人の心疾患でみられる不整脈や心筋症などの症例が報告されることも多数あります。
現在の学校保健安全法では、小学校・中学校・高等学校の1年生については心電図検査が必須となっていますが、小学校1年生で受診した後は中学校1年生まで受診する機会がないことが課題となっています。
そこで、本会では運動量の増える小学校の中間学年での心臓検診の実施を推奨しています。