脊柱側弯症とは、脊柱がねじれを伴って左右に曲がる症状のことを言います。
もととなる病気がある場合や、生まれつき背骨に奇形がある場合もありますが、一番多いのは、特発性側弯症と呼ばれる、まだ原因のよくわからないタイプの側弯症です。
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脊柱側弯症は、早期に発見して適切な治療や経過観察を行うことで重症化を予防できることから、児童・生徒の健康診断として検診の実施が義務付けられています。
本会では、三次元モアレ撮影とエックス線画像を用いた検診を実施しています。
※三次元モアレ撮影とは・・・3DバックスキャナーTM(一般医療機器)により、からだの背面の高さや形状をLED光で三次元測定し、そのデータをもとにモアレ縞を生成する方法です。従来のモアレカメラに比べて、より鮮明で正確な等高線を表示させることができます。
また、X線やレーザー光を使わないため、からだには何ら影響を与えることはありません。
専門医との連携で、早期発見に成果を上げています。
本会は都内の公立小中学校および一部の私立学校について、整形外科の脊柱側弯症専門医と連携し、年間約6万件の1次検査を実施しています。
1次検査にて、三次元モアレ撮影を実施した後、精密検査が必要になった方に対しては、直接X線撮影・脊柱側弯症専門医師による診察を実施しています。