新生児の健診
新生児マススクリーニングとは
新生児マススクリーニングは、赤ちゃんの先天性代謝異常等の病気をみつけるための検査です。検査で陽性を示した赤ちゃんは、専門医の診察を受けます。必要に応じた治療や生活の指導により、障害の発生を防ぐことができるのです。
この検査は日本全国で公費により行われています。
本会は東京都産婦人科医会と専門医の協力を得て、全国に先がけて1974年から検査を開始しました。
当初5種類の疾患を対象とした検査も、近年新しい検査法が開発され、検査できる疾患が大幅に増えました。2012年度からは19疾患を、2018年度からは1疾患追加して20疾患の検査を行ってきました。そして現在、東京都では2024年度から独自に6疾患を追加し、26疾患を対象に公費による検査が行われています。
本会では50年間でおよそ460万人のスクリーニングを実施し、病気が発見された子供たちは、適切な治療を受けて元気に育っています。