本センターは1973(昭和48)年5月に、健康教育と健康管理の概念の定着と快適な職場づくりの支援を目的に発足しました。以来、研修会の開催と健康管理コンサルテーションの無料実施を主な柱として活動を続けてきました。
このうち研修会は、第1回(1968年6月)から第3回までは「成人病予防講演会」の名称で、第4回からは「ヘルスケア(健康管理)研究会」の名称で開催されました。そして第9回(1972年9月)に「ヘルスケア研究会・労働衛生管理研究会」と変更された後、第17回(1974年9月)から本センターが主催団体となり、「ヘルスケア研修会」と改名して今日に至っています。
産業医や保健師、看護師など産業保健に携わる方々の、日々の健康管理の実践に役立つテーマを取り上げ、第一線で取り組んでいる専門家を講師に招き、隔月で開催しています。
また、コンサルテーションは、本センターの事務局を担当している(公財)東京都予防医学協会内にある本センター事務所で、予約制で開催しております。このコンサルテーションでは、主に職域と地域の健康管理担当者からの相談に応じて、本センターの幹事である医師が適切なアドバイスを行っております。
相談件数は、産業医制度の定着や産業保健総合支援センターなど行政サービスの拡充とともに減ってきていますが、中小企業などでは多様化する労働形態や職場環境の変化に対応できず、問題を抱えている担当者が少なくありません。
本センターでは発足の趣旨を踏まえて、今後も地道な活動を続けながら、健康管理担当者の実践を支援していきたいと考えています。
健康管理コンサルタントセンター
幹事長 辻 正弘