産業保健

Supporting Your life long Health Promotion

健康診断事後指導(個別相談)

健診はご自身の健康状態を把握する機会であり、また健診後はご自身の健康への意識が高まっているタイミングでもあります。本会では定期健康診断と同日、もしくは後日に保健相談を行っています。
健診日の相談は、別途時間を取る必要がなく、忙しく働く方にとって参加しやすいのでおすすめです。以前の健診結果などを参考にしながら、健診結果の見方や生活習慣改善のポイントについてアドバイスします。
後日の個別相談は、出張、来館ともに対応しています。有所見がある方に、どのような生活習慣が影響しているのかを考え、ご本人の生活スタイルに合わせた改善方法を相談いたします。また、気になる自覚症状や体についての疑問などの相談にも応じています。働く皆さまが健康で元気に活躍できるよう、支援させていただきます。
保健師、管理栄養士、健康運動指導士がそれぞれ相談を行っています。希望の職種や内容について、お気軽にご相談ください。
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管理栄養士による個別栄養相談

健康に、そして充実した働き方をしていくためには、食事を選ぶ目を養うことも必要です。基本的な栄養素、バランスの取り方などを伝え、外食や中食、嗜好品(菓子、甘味飲料、アルコールなど)の上手な選び方、交替勤務や長時間勤務に合わせた「これならできる」食事の摂り方などを提案します。その他、ご希望に合わせた相談を承ります。また、相談半年後などに再度相談を行ない、前回からの食生活の変化の様子をうかがいながら、継続した支援をすることも可能です。

健康運動指導士による個別運動相談

健康診断の結果や現在の生活状況から、体の現状を把握してもらい、生活習慣の見直しなどについて、運動面からのアドバイスを行います。
アドバイスを受けて、生活習慣を見直した内容がより継続できるよう、半年間を目安に1回/月の継続支援を行うことも可能です。元気に仕事を行うために必要なサポートが受けられるような内容を提供します。

健康診断事後指導(集団教室)

出張健康教室

本会では、保健師、管理栄養士、健康運動指導士が出張で健康教室を行っています。

ご希望の講義・運動時間、内容、配布資料について、お気軽にご相談ください。

退職前健康支援セミナー

高齢化が進む日本では、いかに元気に年齢を重ねていけるかがとても重要になります。
「退職後の健康と生活のコツ」について1時間程度の講話を行っています。内容は、「がん検診の受け方」「生活習慣病について」「健診データの読み方」「血圧、脂質、血糖の基準値」「食事や運動、禁煙」などの基本的なことから、「歯周病」、「定年後うつ」の予防方法など。退職後の生活変化に対応し、第二の人生を元気に過ごすための準備をお手伝いします。
2015年に改訂された日本人の食事摂取基準※では、高齢者の低栄養予防を重視し、50代以降の目標とするBMI(体格指数)の範囲を引き上げました。こうした点を踏まえ、肥満や骨粗鬆症を含む生活習慣病などの他、低栄養の予防につながる食生活について管理栄養士が提案しています。
さらに、これからの生活を「活き活き」過ごすための一つの方法に「料理すること」もあると考え、料理が苦手な方でも簡単に作れるレシピなどをお伝えしています。
また、健康運動指導士からは、元気に年齢を重ねるために必要な運動プログラムだけでなく、運動器(関節、骨格筋、神経など)疾患などが原因で移動能力が低下し、介護になる危険性が高くなる体の状態「ロコモティブシンドローム」対策に特化した内容も提供しています。

※日本人の食事摂取基準
厚生労働省が5年ごとに発表する、日本人が健康を維持するために摂取する必要のある栄養素とその量を示したガイドライン

講師:保健師/管理栄養士/健康運動指導士
※講義・運動時間、内容、配布資料については応相談

新入社員教育・相談

若い世代から自分のライフスタイルに合った食事のあり方、食事を選択するスキル、適度な活動習慣を持つようにしておくことは、今度の心身の健康や、充実した働き方に大きな影響を与えます。各企業に出向き、新入社員の健康教育を行っています。セミナー形式による教室や個別の健康相談等ニーズに合わせて実施することが可能です。保健師、管理栄養士、健康運動指導士等、さまざまな職種がお手伝いいたします。
具体的な内容としては、保健師が、社会人として活き活きと働くために必要な健康管理や日々の体調管理、健康診断の受け方、健康診断結果の見方や活かし方等の相談を行っています。
また、栄養面に関しては、心身の健康への意識を高めるための「おとなの食育」を管理栄養士が個別栄養相談・栄養教室形式で行っています。生活習慣病を予防する食生活のヒントとしては、若い世代の利用が多い中食や外食、嗜好品(菓子・甘味飲料・アルコールなど)の上手な選び方などを情報提供します。
その他、健康運動指導士による運動指導も行っています。

講師:保健師/管理栄養士/健康運動指導士
※講義・運動時間、内容、配布資料については応相談

女性のための健康教室

女性の心と体の健康は女性ホルモンの影響を受けて変化します。そのため、年代に応じた健康管理が大切です。企業に出向いて行う女性を対象とした健康教育では、セミナー形式による教室や個別の健康相談等ニーズに合わせて実施することが可能です。保健師、管理栄養士、健康運動指導士等、さまざまな職種がお手伝いします。
保健師は、がん検診を含む健診の受け方や活かし方、年代ごとに起こりやすい不調(無理な減量による無月経の問題、貧血、更年期障害、骨粗鬆症、脂質異常症など)について、その予防法や対策等をお伝えします。
管理栄養士及び健康運動指導士からは、食事面での対策やいつまでも健康的に若々しく過ごすためのヒントなどを情報提供します。

講師:保健師/管理栄養士/健康運動指導士
※講義・運動時間、内容、配布資料については応相談

VDT対策教室

パソコン作業を中心としたオフィスワーク対策(VDT症候群対策)の教室を行っています。パソコン作業だけでなく、タブレット端末などでの作業を行う時間が増え、眼精疲労、肩こりなどのVDT症候群を訴える人が増えています。VDT症候群を緩和するための作業環境の整え方、パソコン用メガネの着用、自覚症状の緩和につながる体操やストレッチなどを提供します。

講師:健康運動指導士
※講義・運動時間、内容、配布資料については応相談

腰痛予防教室

腰痛(頸肩腕なども含む)緩和・予防の教室を行っています。業務上での作業姿勢による筋骨格系疲労、関節などの痛みや不調などが問題となっています。特に、介護職、保育士、清掃作業員、事務職などの職種は、「腰」に関する痛みや不調の訴えが多いのが特徴です。しかし、腰だけでなく肩周辺やひざなどの痛みや不調を抱えている方が多いのも現状です。痛みや不調の緩和・予防対策として、安全に業務を行うために必要な体の使い方、負担の少ない作業姿勢、日常生活で気を付けるべきことなどを提供いたします。(「職場における腰痛予防対策指針2013」に基づいた、運動指導を行います)

講師:健康運動指導士
※講義・運動時間、内容、配布資料については応相談

栄養教室

管理栄養士による栄養教室を、子どもから大人まで幅広い年代に対応し開催しています。栄養教室には以下のような個別相談と違う特徴やメリットがあります。
・1回の開催で多数の方を対象に参加が可能である
・コストが抑えられる
・参加者のコミュニティーができ、一人での目標実行よりも実行・継続ができる
・参加した記憶が残りやすく、行動変容につながりやすい

栄養教室は、基礎栄養、生活習慣病予防の教室、実践・実食・ランチョンセミナーなどを取り入れた食育を各事業所、学校、地域などの特徴に合わせて行っています。
●基礎栄養教室・・・情報が氾濫している中、正しい栄養学や食べ方を伝える教室
●生活習慣病予防教室・・・生活習慣病予防全般の教室や、病態栄養も含めた教室
●実践教室・・・(例)種類豊富なフードモデルを使用し、手に取ってその量などを実感してもらう教室
●実食教室・・・(例)用意されている食品から参加者が個々に食品を選び食べながら、バランス、カロリー、塩分を確認、自分の気付きの場として役立てられる教室
ランチョンセミナー・・・管理栄養士監修のお弁当(ドック受診者の方に提供しているお弁当)を取り入れた、食べながらの体験型教室
アルコール教室・・・アルコール体質検査を使用しながら、上手なアルコールの付き合い方について学んでいただく教室

上記以外にもご要望に合わせた教室開催が可能です。

食事分析

健康の土台づくりは毎日の食事が大切です
私たちの体は食べたものからできています。どのようなものを、どれだけ、いつ、食べていますか。まずは自分の食生活を知ることが健康への第一歩となります。栄養摂取状況を理解し、改善点に気づき、知識を深めることで疾病の予防にもつながります。 日頃の食事内容を「食事分析」で振り返って今後の健康管理に役立ててみませんか。
1日分の食事を記入していただいた食事分析の結果を、エネルギーやビタミン、ミネラルなどの各栄養素の摂取量や過不足、3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)のバランスのグラフ、食事バランスガイド等でお示しします。
その結果をもとにした食事の問題点や改善点などの管理栄養士からのアドバイスをお返しいたします。

※管理栄養士による栄養相談もあわせてご希望の場合は対応できるプログラムもあります。

人間ドック時相談

人間ドック時保健相談

人間ドックの受診当日は、普段よりも健康意識が高まり、自分の健康や生活習慣と向き合う絶好のチャンスです。医師の診察後、当日の検査結果を参考に保健師が個別に保健相談を実施します。検査結果から自分の健康状態を理解し、健康増進への行動がとれるよう、ご相談させていただきます。
前年のドックで「要受診」「要再検査」になっていた方には、受診をされたか、再検査を受けたかどうかを確認します。当日の結果、必要があれば受診勧奨します。「時々こんな症状があるんだけど、受診したほうがいいのかな?」など、日頃何となく気になっていること、不安に思っていることの相談にも対応します。個別対応で小さな疑問にもお答えし、安心して次回のドックまでお過ごしいただけるよう支援します。

人間ドック時栄養相談

個別の栄養相談を実施しています。日頃の食生活について、栄養情報や健康食品について、ご家族の食生活についてなど幅広い相談を行なっています。

人間ドック時運動相談

診察などでお待ちいただく間を快適に、かつ有意義に過ごしていただけるよう、運動に関する最新の情報提供、ストレッチなど簡単にできるリフレッシュ体操を提供します。また、個別の運動に関する相談もお受けします。一人ひとりに合った運動方法や運動時に生じる痛みなどについて、個別に対応します(目安時間:10分程度)。

<例> 正しい姿勢のとり方、VDT症候群対策、肩こり・腰痛緩和のストレッチ、効果的なお腹の引き締め方など

人間ドック時健康教室

保健師・管理栄養士・健康運動指導士が、それぞれ役割分担し多方面から生活習慣改善に向けた指導を実施いたします。

■オリエンテーション
以下の内容について、保健師が個別にご説明いたします。
・健診内容(生活習慣病・がん・女性検診)について
・当日の検査の結果とあわせ、生活習慣のふりかえりや改善のポイントについて
・禁煙相談
・健康学習会の概要やタイムスケジュールの案内
・睡眠・休養・ストレス・女性の健康管理についても随時相談を行います
その他、人間ドックや体調に関してなど、日頃気なっていることについて何でもご相談ください。
■健康学習会(栄養教室+運動教室)

栄養教室

人間ドックの昼食は、管理栄養士が考案したお弁当を提供しています。このお弁当を目安に、1日の摂取カロリー、野菜量、食事のバランスなどについて、学んでいただきます。その他、クイズや実習も取り入れ、楽しみながらためになる食事のコツをお伝えしています。年に1度、人間ドックで体の状態をチェックした当日に、健診結果と生活習慣の関係を振り返ることで、今後の対策のポイントが明確になってきます。ご要望があれば、事前に食事調査を行い、人間ドックを受診する当日に食事の分析結果について説明した後、分析結果票をお返しします。

運動教室

検査項目に体力テスト(エルゴメーターによる最大酸素摂取量測定<間接法>)を取り入れ、年齢相応の体力があるかどうか簡易的に判定します。その判定結果を踏まえつつ、以下のような内容を提供いたします。
・体力維持・向上の必要性、身体活動量(生活活動・運動)の必要量
・体調を整えるための休養・睡眠の取り入れ方
・効果を引き出す運動の仕方(ウオーキング、筋力トレーニング、ストレッチ)
・日常で継続的に運動を実践するための目標設定

■ふりかえり
保健師が個別に対応します。健診結果を踏まえて栄養教室・運動教室を実施した後、これからの自己目標を立てていただき、目標実現ための具体的な行動計画の設定を支援します。